自信の正体

絶対に失敗しないと言いきれることが、自信ではない。  
やれることは全部やったと言いきれることが、自信である。
「悲観する力」 森博嗣著

私はいろんなことに自信がない人間なので、
自信たっぷりな人をうらやましく思っていた。
ああいう人がリーダーになるのだろう、自分には向いていないとずっとそう考えていた。

いま、いろいろあって経営者をやっているけれど、自分が向いているとは思っていない。
自信たっぷりに見えるとしたらそれは虚勢であって、いつも不安を抱えて働いている。

不安だから、いろんなことを想定して対策を練る。
事前にデータを揃え、分析し、いくつかの仮説を立て、
マインドマップやらなにやらの思考支援ツールを使ってじっくり考える。

そうこうしているうちに、冒頭の引用にあるような「やれることは全部やった」と言い切れることが増えてきた。
そんなときは、自信というか、「lここまでやってダメなら仕方がない。きっと同業者でもここまでやってる人は居ない」と、
晴れやかな気持ちで仕事に臨めるようになった。そこに不安はない。

性格の問題か、自信たっぷりな人間には今後もなれそうにないけれど、
事前に充分な準備をすることで、自信のようなものを身につけることはできそうだ。

関連記事

  1. 詭弁その1〜多数論証、同情論証

  2. 人は損をしたくない生き物〜プロスペクト理論

  3. 間違った道、方向

    喜びも悲しみも、思ったより続かない〜継続バイアス

  4. もっとも強いのは人間+機械

  5. 繋がっているけれど、混ざってはいない

  6. 正義、校正、法律

    自然主義の誤謬、道徳主義の誤謬

最近の記事

  1. レール、分かれ道
  2. ディスコミュニケーション
  3. 2021.09.16

    暇がない方が
  4. 2021.09.08

    15分ルール

カテゴリー

読書記録(ブクログ)