ここ1〜2年、ネットという得体のしれない何かと意識的に距離を置くように努力してきた。
SNSのアカウントを削除し(何人かの友人と連絡が取れなくなったが、仕方がない)、
PCやスマホに閲覧制御アプリ(私は「Freedom」というアプリを使っている)を使い、
意識的にネット端末を触らない、つまり「オフライン」になる時間を作っている。
まあ、手元にスマホを置かないとか、スマホを持たずに近所の喫茶店に行くとか、
その程度の行動なのだが。
最初は辛かった、禁断症状というか、鞄の中にスマホがないのはわかっているのに
スマホがないか確認しようとしたり、今の時間はニュースサイトにはアクセスできないような
設定をしていると知っているのに、アクセスしようとしたら禁止画面が表示されるだけなのに、
それでも何回も更新ボタンを押してみたり。
なんとかネットに接続できる手段を模索してみたり(自分で制限をかけておいて、バカな話だが)。
こんな症状を私は本で読んだことがある。依存症だ。
改善を試みている。まだ道半ばだ。
ネットを見なくなったせいで(テレビはもう長い間見ていない)、
時折、世間の話題についていけない時がある。でもそれで何らかの不利益を被ったことはない。
社会に吹き荒れる嫉妬とか憎しみの声、悲しい出来事から距離を置けるのは大きなメリットだ。
野菜の値段が上がったのはスーパーに行けばわかる。
上がった理由が戦争か異常気象かなんて情報が得られてもあまり関係はない。
高くなった野菜を買うかどうか、それだけだ。
意識が低い発言だと揶揄されるかもしれないが、
東京都知事が誰になろうが、選挙の過程でどんな面白いことが起きようが、
私の日々の人生には直接関係がない。
ネタとして消費できるだけだが、消費できるのは極々短い間だけだ。
ただ今回はあまりの面白さにちょっと長い時間このコンテンツに浸りすぎた。反省している。
(これをきっかけに、SNSで唯一残していたTwitter(X)のアカウントを完全に削除した)
私の人生はもう半分も残っておらず、やりたいこともやるべきことも山ほどある。
少なくとも、動物の面白画像をみてほっこりしている場合ではないと思う。
(ついつい見てしまうのだが・・・・)