ビジネスモデルを描いてみよう(6)〜で、儲かるの?

ビジネスモデルキャンパス解説、第6回。9つの要素の説明は今回で終了です。

<過去の記事>





収入

ビジネスを維持しているためには売上(収入)が必要だ。
誰から、どのタイミングで取るか(キャッシュポイント)を明確にしておかないと、収入は安定しない。

お金の取り方は大きく二つある。

  1. 一見客を大量に集める(スーパーなど)
  2. 顧客を囲い込み、継続的にお金をいただく(会員制サービスなど)

もちろん収益が安定するのは後者だ。
最近流行の「サブスクリプション(継続課金)型ビジネス」はこれにあたる。

どれくらいの価格にするかは、以前説明した「顧客」や「提供価値」「チャネル(届け方)」により異なる。
企業向けなのか消費者向けなのか、提供する価値は、顧客にとってどれくらいの料金を支払ってもいいと思えるのか。
ここを間違うと高すぎて誰にも買ってもらえない、もしくは安すぎて売れるけど儲からない商品が出来上がってしまう。

価格設定の際には「競合との比較」という視点も必要になる。
競合が同じ様なサービスを低価格で提供しているのなら「顧客」はその価格を基準に比較するだろう。
「提供価値」を変えて、同じサービスと思われないように工夫しよう。

コスト

何をやるにもコストがかかる。
収益を生むのは「顧客」に「提供価値」を購入してもらうからだ。
それ以外の項目は全てコストがかかるものだ。

  • 「チャネル」・・・店舗を維持するコスト
  • 「関係づくり」・・マーケティングコスト。チラシやDM、イベント費用など
  • 「経営資源」・・維持するには人件費、設備費、利息などがかかる
  • 「重要活動」・・重要活動を効果的・効率的に行うための学習コストなど
  • 「パートナー」・・外注費、業務委託費、サービス提供費用など

これらの維持経費を収益で賄わないといけない。つまり、収益>コストの状態を維持する。
それができないのなら、価格を上げるか、コストを下げるか、ということになる。
コストを下げた結果、ビジネスモデルの「強み」を失ってしまっては元も子もない。
削る項目には細心の注意が必要だ。

バランスを考える

これで、ビジネスモデルキャンバスにおける9つの要素の説明は終了した。
次回以降はこれらの要素の「つながり」「バランス」をどう調整していくかについて考える。

(つづく)

関連記事

  1. ビジネスモデルを描いてみよう(3)〜「提供価値」何ができるのか?

  2. 戦略

    戦略の5つの「P」

  3. ビジネスモデルを描いてみよう〜ビジネスモデルキャンバス(1)

  4. SWOT分析

    SOFT分析?開発初期におけるSWOT分析の姿

  5. 3C分析、プラスワン〜その1

  6. ビジネスモデルを描いてみよう(8)〜ビジネスモデルを検証する(2)

最近の記事

  1. 2020.05.22

    iPod Touch

カテゴリー

読書記録(ブクログ)