少し長い引用。SF作家であるアイザック・アシモフの言葉。
一枚の写真は、何千もの言葉に値する、なんていうのはまったくの嘘っぱちだ。
もちろん、それが正しい場合もある。
しかし、例えば人は、ハムレットの苦悩を二六〇枚の写真で語れるだろうか。
そこでは写真など、何の役にも立たないのではないだろうか。
人間の感情・思想・空想・そうした事柄を表現できるのは、言葉だけなのだ。
・・・動画はどうなんだ?という突っ込みはあるかもしれない。
ある種の、たとえば操作マニュアルなど、動画が有効な場面はあるだろう。
しかし、アシモフが言うように「感情・思想・空想」をより正確に表現できるのは、言葉だと思う。特に私の仕事である中小企業診断士(経営コンサルタント)は、話し言葉・書き言葉の巧拙が重要な能力となる。
だから、私はこうやって毎日ブログを書いているのかもしれない。言葉の運用能力を鍛えるために。
少なくとも、近いうちに事業計画書が写真や動画で作成される未来は想像できない。
これからも言葉を使って仕事をすることになりそうだ。