完璧な提案に見えても、そこには必ず反作用がある

ドミノ

例えば、現在の課題を解決するベストな提案を思いついたとしよう。

それは一見して、ほぼ完璧に見える提案だ。いま抱えている課題はこれで全て解決する。
しかし、どんなにベストに見える案でも、完璧ということはない。

「今日の解決策は明日の問題を創り出す」という言葉がある。
現状から何かを動かすのであるから、そこには何らかの反作用ないしデメリットのようなものが必ず発生する。

他の案は出したか?作用だけを見ればいま考えている提案(仮にAとする)がベストに見えても、反作用を考慮すればその結論は変わるかもしれない。
つまり、その提案を実行することでおこる作用(メリット)から反作用(デメリット)を引き算した数字で見れば、もしかしたらB案やC案の方が優れているかもしれない、ということだ。

人は自分の得意なところ、プラスの面は詳しく見えるが、不得意なところ、マイナスな面に関しては気づかないか無視してしまう傾向がある。意思決定を行う際は、その行動がもたらす反作用についても必ず考慮する。

関連記事

  1. 悪い戦略の四つの特徴

  2. 「情報発信が大事です」「じゃあ、あなたはどうなの」

  3. 結果を出せなかった当社に再度仕事を任せてもらえた話

  4. 「本日休業」看板の機会損失

  5. 月刊誌「NEWSふくおか」での連載「今日からできる仕事術」が5年目に

  6. J-Net21にインタビューが掲載されました

最近の記事

  1. 2023.09.28

    阿蘇、草千里
  2. 2023.09.27

    時がすべてを
  3. 2023.09.21

    真の暗闇

読書記録(ブクログ)