目標を数字で立てる。
後日、検証すると、達成できていなかった。
「なぜ達成できなかったのだろう」と考える。
もっとやれることはあったか、それとも偶然の要因が大きかったのか。
目標とした項目は正しかったのか?数字は適切だったか?
できていないのであれば、人はその理由を真剣に考える。
できた理由も大事
いっぽう、うまくいった場合は「よく頑張った」と、
その理由を検証せずに済ませることが多いように思う。
良い結果が出たのだから、細かい検証など辞めて
祝勝会に繰り出したい気持ちもよくわかる。
しかし、うまくいった理由をきちんと検証して、
次も同じことを実行するための仕組みを築かなければ、
その成功は再現性のないものになってしまう。
その成功法則は、普遍的なものか
よく成功者の講演で
「**を愚直にやったから成功した」
という武勇伝を聞く。
残念ながらそれは、
特定の人が、特定の時代に特定の状況下で
成功した話である。
以前も書いたように、それはまるで
回答者一人のアンケートのようなものだ。
他の人が同じ方法を取れば
成功するという話ではない。
言い方は悪いが、個人の感想でしかない。
うまくいった理由を検証できていないのだ。
#もちろん、検証し普遍化している
#経営者も居るのだろうが。
うまくいった理由を分析するのは楽しい
失敗を検証するのは気が重いけれど、
成功を検証するのは肯定感に溢れる楽しい行為だ。
「自分は天才」「運が良かった」
「仲間に恵まれた」
などというのは検証ではない。
まるで学者のように、
客観的に冷静に。
うまくいった理由を分析してこそ、
その成功が未来に繋がっていく。