読み手にとって役に立つ情報なのか

王様

自営業(に限らず、小規模事業者全般)は、宣伝活動を行った方がいい。それはわかる。
私はブログを1年以上書いている、これも一種の宣伝活動だ。

難しいのは、「ただの自慢にならない宣伝」をすること。
学歴や職歴をつらつらと書いたり、かつて仕事で「社内コンペで優勝!」とか「通常2年かかる試験を一発合格!」とか書いても、内容によっては、読み手から見ればただの自慢にしかならない。

読み手(潜在顧客)が知りたいのは、「この人は私が抱えている課題を解決してくれるのか」それだけのはずだ。

とはいえ、過去の実績を書くことで、ハロー効果(いぜれ別の投稿で説明する)が期待できるのは事実だ。
さらっと記述するのは有益だと思う。しかし、くどくどと書くべきではない。

読み手は、いや、潜在顧客は、あなたの半生を長々と聴きたいわけではない。
プロフィールは必要最低限、客観的に述べればそれでいいと思い、自分はそうしている。

もちろん商売なので、宣伝することはある。ただ、少なくともある程度「抑制的」な宣伝を心掛けたいと思っている。
そこには、士業としての矜持のようなものもあるのかもしれない。

相手のことをかんがえているか

結局のところ、「これは読み手にとって役に立つ情報か」を自問自答できるかどうかなのだろう。
自問自答ができない人は、自分が書きたいことを書く。
自分を大きく見せようとして過去の歴史にすがる。成功の法則があるかのように(そんなものはないのに)、尊大に振る舞う。欲しいものはプライドの充足ではなく、仕事依頼のはずなのに。

伝えたいこと、ではなくて、相手が知りたいことを伝える。コミュニケーションの基本ですよね?

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