意義はあるけれど、効果はほとんどない

フライトシェイム、「飛行機に乗ることは恥ずべきこと」とでも訳せばいいのだろうか。
こういう言葉があるそうだ。

欧州の“環境意識高い系”の間で広がる「フライトシェイム」 | CO2削減のために飛行機に乗らない若者たち | クーリエ・ジャポン

飛行機は大量の排気ガスを出す、そのようなものを利用するのは環境破壊だ、
自分は飛行機に乗らない。電車などのより環境に負荷の少ない移動手段を用いる・・・というムーブメントらしい。

自分が環境破壊行動を避けていると思えば、気分は良くなるだろう。
しかしその効果はどれほどだろうか?一人二人空席があっても、飛行機は予定通り飛ぶ。
環境への負荷はなんら変わらない。
また記事でも言及されているが、航空機のCO2排出量は、世界全体の活動の2%でしかない。

一人では無力でも、たくさんの人間は「フライトシェイム」の考え方で活動すれば、
いずれ飛行機の便数は減り、環境に優しい社会が到来するだろうか?たった2%の、さらにコンマ何%の削減で?

意義は認めるが、その効果はほとんどない、つまり自己満足でやっている行為であることは自覚する必要がある。
本当に問題を解決したいのなら、削減すべきは飛行機に乗る回数ではない。
飛行機で早く目的地について、浮いた時間で問題の全体像と、どこに手をいれるのが最も効果的な解決策なのか、
システム思考の考え方を用いて考えて見るのもいいだろう。

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