事務所のデスクに砂時計を置いています。
パソコンやスマホの正確なタイマーがありますので、砂時計を実用的に使うことはありません。
それでも敢えて砂時計を置いています。
時間の流れを感じたいからです。アナログ・デジタル、どちらの時計も時間はわかります。
しかし砂時計は、砂が下に落ちていくことで、時間が「流れている」ことがよりビジュアル的に理解できます。
仕事が忙しいのにどうしても集中できないとき、砂時計をひっくり返します。
時間が流れています。そして、砂時計の下に砂が積み重なっていきます。
時間はぼけっとしてても、コツコツと働きながら知識や経験を身につけていても、そんなこととは関係なく、無情に流れていきます。
時の過ぎゆくままに任せるのか、それとも何かを積み重ねていけるのか?
砂時計を見ながらそう考えていると、集中できずに止まっていたキーボードを叩く手が、自然に動き出します。