攻撃性を減らすには

ジュリア・ショウ著「悪について誰もが知るべき10の事実」に、このような記載があった。

研究者たちが出した結論は、規則正しく食べ、血糖値を維持することが、攻撃性を低下させ、人との対立を減らすことにつながるはずだというものだった。
従って今度パートナーと口論したくなったら、まず何か食べることだ。チョコバーを食べよう。自分は空腹なだけでなく、怒っていることを意識しながら。

人間は「食べながら怒る」ことが難しいのかもしれない。

ビジネスで会食をするのはその方が交渉がスムーズに進むからだろう。
事務所に誰でも食べられるスナック菓子があれば、スタッフのコミュニケーションがスムーズになり、無駄な対立を生まないという効果があるのかもしれない。

人は空腹の時には厳しめの判断をすることが複数の実験により明らかになっている。
悪い話を上司に伝えるのであれば昼食後の、上司が満腹な頃を狙って言うべきだし、
昼食前の裁判官は厳しめの判決を出しがちだそうだ。

いくら合理的に振る舞おうと努力したところで、人間はどこまで行っても生物なわけで、
空腹や睡眠欲、性欲などから逃れることはできない。
逃れられないからこそ、「そういった要素が意思決定に影響を及ぼす」ことに自覚的でなければならない。

本能で決めたことをまるで理性が決めたように理由付けすることは容易だ。
自分が合理的な人間だと思っていたら、実は好き嫌いの感情で決めていた・・・なんて、滑稽な事態は避けたいものだ。

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