完璧主義という「不完璧」

完璧主義の人が、ゴールに到達することはない。

そもそも何かを完璧に仕上げることなどできない。自分では完璧と思っていても、相手がそれを完璧だと判断するかどうかは別の話だ。
自分が満足すればそれでいい?趣味ならそうだろう。でも、仕事なら相手がある。そして、期限がある。
相手が満足しなければ、期限に間に合わせることができなければ、いくら自分が完璧だと思ったとしても、その仕事の価値は大幅に減殺される。いや、無価値になることすらある。

それは単なる言い訳ではないか

達成することのないゴールを追い求めるとしたら、その人はゴールを達成したいのではなく、そのことを何かの言い訳に使っている、と考えた方が妥当だろう。
顧客を満足させなかったことの言い訳だったり、期限に間に合わなかったことの言い訳だったり。

神が降臨することも、終末が来ることも、可能性としては限りなく低い。それでもそれを強く主張するのなら、そこには承認かお金か、なんらかの理由が隠れている。それと一緒だ。

関連記事

  1. 脱線する文章を書かないための方法①〜ピラミッド構造〜

  2. すべきことが多いから

  3. 人が動く理由。「快楽」と「意味」と「没頭」

  4. 「目的」と「手段」

  5. 「気の緩み」と言われても

  6. やる気は感情の問題ではない

最近の記事

  1. 言葉に力がある
  2. 2025.11.13

    2025年モデル
  3. 2025.11.11

    紅葉
  4. 2025.11.10

    勉強グセ
  5. ゼロの集合

    2025.11.07

    確実なゼロ
  6. シーシュポス

    2025.11.04

    責任の分散

読書記録(ブクログ)