ゲーミフィケーションを行う上で気をつけるべきポイントは3つある。
今日はそのうちの二つ、「即時フィードバック」と「スモールゴール」について書く。
1.即時フィードバック
相手が期待する行動を取った際に、即座に評価を与えること。たとえば受注を取ってきたらなんらかの報酬を与える、行動から報酬までの時間が開いてしまうと効果が薄れる。
事件が起きてから数ヶ月後の酒の席で文句を行っても、相手の行動を変えることは難しい。
RPGゲームの場合、敵を倒したらお金や経験値が即座にもらえる。
何かの行動をすれば即座にフィードバックがあることが熱中できる要因のひとつだ。
ここでいう報酬は、かならずしもお金である必要はない。
皆の前で相手の行動をたたえる、それだけでも十分な評価となる。
期待する行動とその報酬の時間的な距離をできるだけ近づけることで、
従業員のモチベーションを上げる一助となるだろう。
2.スモールゴール
ゲームでは、小さな試練を繰り返すことで最終的に大きな試練を達成するようにデザインされている。
最初から無理難題を押しつけず、初心者を徐々にゲームの世界に慣らしていくようになっている。
実生活でも、大きな目標「だけ」をかかげると途中でダウンしてしまう。
最終目標にたどり着く過程に「小さな目標」を多数設置して、少しずつ自分のレベルをあげていけば、いずれ大きな目標を達成できるはずだ。
誰かに何かをお願いする時は、大きな目標だけではなく、各人のレベルに応じた小さな目標をきちんと与えた方がよい。
自分自身の目標設定の際も同様だ。