恐れを笑いに

英国の思想家エドマンド・パークはこういった。

「恐怖という感情ほど、精神からすべての行動力と思考力をみごとに奪い去るものはない」

タイトルは裏腹に中年のおっさんが活躍する小説「幼女戦記」の13巻にはこんなセリフがある。

人間を最も蝕むのは?不安である。
不安は恐ろしい。恐ろしいがゆえに、思考が制約され、自己肯定感の喪失を引き起こし、究極的には自己嫌悪の渦に陥る。

恐れていると、正常な判断ができなくなる。そして失敗する。
ありもしない現象や感情に恐怖し、道を誤ってしまった社長をたくさん知っている。
調べれば、当人に聞けば、それが幻想や妄想の類だとわかったのに、その簡単な作業を怠ったばかりに、大きなものを失った人たちを。
自分だって、恐怖に負けていつその列に並ぶかしれない。

おそらく、恐怖を消し去ることは不可能だ。
だから、恐怖を受け止めて、その正確な「かたち」を把握し、恐れすぎないように、相対化した上で皮肉な笑いにする。

恐怖や不安につぶれてしまうのではなく、逆境を冗談めかして語る態度だけは維持しておきたい。

関連記事

  1. 第三者ではありえない

  2. 「改革が足りない」というマジックワード

  3. 反論の「質」を7段階で評価する

  4. できる人はやる。できない人が教える。

  5. 分析による価値低減

  6. 報酬を増やすだけでいいのか

最近の記事

  1. 2026.04.14

    GTDの復習
  2. 2026.04.13

    頭の体操
  3. 2026.04.09

    昼休みの外出
  4. 2026.04.06

    2026年の桜
  5. 2026.04.03

    移動が多い
  6. 2026.04.02

    IT結婚指輪

読書記録(ブクログ)