世の中には三種類の人間がいる
数を数えられる人間と
そうでない人間だ
・・・という、ジョークがある。
数を数えられない人間、というより、数のことを考えるのが好きではない人間というのは確かにいる。
エピソードを強調し、その発生確率のことは考えない。
アメリカで飛行機テロがあった直後、飛行機の利用が激減したそうだ。人々は飛行機に代わって、車で移動した。
・・・実は、車で移動する方が事故のリスクは何倍も高い。飛行機テロのエピソードに引きづられて、より危険な選択をしていたことになる。
量のことを考えないというパターンもある。
「焦げ目」はガンになるので良くない、というが、あり得ない量を食べなければガンのリスクは高まらない。
些細なリスクを気にして食べたいものもまともに食べない人生は果たして幸せだろうか。
何かショッキングなことが起きた際、立ち止まって考えよう。
それが起きる確率はどれくらいか?
それが起きた場合のダメージはどれくらいか?