視点を動かせば問題が明らかになる。「立場」を動かしてみよう。(前回のつづき)
上司なら部下の立場で考える、部下なら上司の立場で考えてみる。他にも、取引先、家族、隣人、アウトソーシング先の企業・・・あなたの周りには様々な利害をもった関係者が存在する。
普段の自分の立場から離れて、交渉相手や周囲の利害関係者の立場で考えたとき、自分が見過ごしていた重要な視点に気づくかもしれない。
思えば、平社員の頃は会社の悪口をよく言ったものだ。経営者はなぜわからないんだ?俺ならこうする!と言ったように。
いま自分が経営者の立場で仕事を眺めると、若い頃の文句が「何もわかってないヤツのきれい事」であることがよくわかる。
一見明らかでも、様々な事情によりやれないことなんていっぱいあるのだ。