米ハーバード大教授「80代の多くは『仕事に時間を費やし過ぎた』と後悔」 :日経ビジネス電子版
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00351/102500107/
よく聞くネタではある。変形版として、死ぬ時に「もっと仕事をしておけばよかった」と後悔する人は居ない、というのも。
私が聞きたいのは「少ない」側の、つまり仕事に時間を費やしすぎたと後悔していない人の話なのだが、その話は見つからない。
仕事をもっとしたかったとか、仕事の時間が一番充実していたって人だってわずかながら居るのであれば、彼らの話こそ重要だと思うのに。
将来後悔するにせよそうでないにせよ、ほとんどの人は一日の多くの時間を仕事をして過ごさざるを得ない。
それに、いくらプライベートを充実させたとしても、そのせいで仕事が疎かになって会社をクビになり収入源を失えば、プライベートどころではなくなる。
解決策は「仕事時間を楽しく過ごせるよう工夫をすること」だと思うのだけれど、なぜかこの手の記事の解決策は押し並べて「趣味を持とう」「家族との時間を大事に」「会社とは別のコミュニティに所属しよう」と、仕事時間は後悔すべき時間だという前提で話が進む。労働は罰だというキリスト教的な価値観からだろうか。
労働に対する感覚が欧米と異なる、日本ならではの解決策があるような気がする。うまく言語化はできていないけれど。