それを仕事と呼ぶのは単なる慣例に過ぎない

多忙なビジネスマン

目標と歩調を自分で決める
科学者、芸術家、企業家などの
知識労働者にとって、
生計を立てるためにすることは
彼らが何者かということの大部分であるので、
それを「仕事」と呼ぶのは
たんに社会的な慣例にすぎない。

ー フロー体験とグッドビジネス/M.チクセントミハイ著 P.114より

当社の社名「フロウシンク」のネタ元である、
M.チクセントミハイの「フロー理論」に関する書籍から引用。

経営者にとって、仕事をする、事業を維持・発展させる
時間というのは、その人生の大部分を占めます。
大企業なら違うのでしょうが、
少なくとも当社のような中小企業においてはそうです。

正月休み中も折々仕事をしています。
旅行中も、朝晩や移動中に資料を作る事があります。
そしてそれが苦だとか不自然だとかは思いません。

先の引用にあるように、仕事と呼んではいるものの、
それは人生と分かちがたく結びついているので、
もはや私にとって仕事とプライベートの区別が意味をもたなくなっています。

金曜日が待ち遠しいですね。
私は「神様ありがとう。さあ金曜日になりましたよ」
と言うんです。
その後二日も邪魔が入らずに
家で仕事ができるのが楽しみなのでね。

ー ジョン・ホープ・フランクリン 歴史家(同書より)

こんな生活はどうなんだと思うこともありますが、
自分で選んだ道なので、仕方がないですね。
きっちり休みたければ、サラリーマンに戻るか、
会社を大きくして自分が働かなくても事業が回るようにするか、
どちらかです。
できれば後者を選択できるようになりたい。

関連記事

  1. コーヒーは知的飲みものである

  2. 勉強グセ

  3. 成果が先、思想や哲学はあとでいい

  4. 誰とでも丁寧語で話す理由

  5. 大人としか名乗れなくなった

  6. 攻撃への対応

最近の記事

  1. 言葉に力がある
  2. 2025.11.13

    2025年モデル
  3. 2025.11.11

    紅葉
  4. 2025.11.10

    勉強グセ
  5. ゼロの集合

    2025.11.07

    確実なゼロ
  6. シーシュポス

    2025.11.04

    責任の分散

読書記録(ブクログ)