主体性を持って(ろばを売りに行く親子の話)

Wikipediaより、「ろばを売りに行く親子の話」を引用。

■あらすじ
ろばを飼っていた父親と息子が、そのろばを売りに行くため、市場へ出かけた。
2人でろばを引いて歩いていると、それを見た人が言う、

「せっかくろばを連れているのに、乗りもせずに歩いているなんてもったいないことだ」

なるほどと思い、父親は息子をろばに乗せる。
しばらく行くと別の人がこれを見て、

「元気な若者が楽をして親を歩かせるなんて、ひどいじゃないか」

と言うので、なるほどと、今度は父親がろばにまたがり、息子が引いて歩いた。
また別の者が見て、

「自分だけ楽をして子供を歩かせるとは、悪い親だ。いっしょにろばに乗ればいいだろう」

と言った。それはそうだと、2人でろばに乗って行く。
するとまた、

「2人も乗るなんて、重くてろばがかわいそうだ。もっと楽にしてやればどうか」

と言う者がいる。
それではと、父親と息子は、こうすれば楽になるだろうと、ちょうど狩りの獲物を運ぶように、1本の棒にろばの両足をくくりつけて吊り上げ、2人で担いで歩く。
しかし、不自然な姿勢を嫌がったろばが暴れだした。
不運にもそこは橋の上であった。
暴れたろばは川に落ちて流されてしまい、結局親子は、苦労しただけで一文の利益も得られなかった。

■教訓
人の意見ばかり聞いて、それに左右されて主体性(自らの識別や判断、自らが他者の考え方を実行に移す前の(懐疑を含む)思索)のない行動を取れば、時としてひどい目に遭う。

意見は聞くが、自分で考え、実行する

いちいち考えないと行動に移せない、ある意味面倒な人間です。

人の意見は素直に聞きますし、本も読みます。参考にできるところはおおいに参考にします。

しかし、どんな成功体験もあくまで「その人が、特定の条件下でうまくいった」だけの話なんだ、というのは忘れないようにしています。

同じようにやって上手くいくとは限らないし、成功したその人でさえ、いま同じ事をやったら上手くいかないかもしれません。
成功要因の分析にミスがあり、本当は要因Aが重要だったのに、要因Bが重要だと勘違いしている可能性だってあります。

コンサルや有名人のアドバイスをそのまま実行してはいけません。
先達の言葉を咀嚼し、自分のものにする、面倒だけどしっかりとそのプロセスを通過した人が、きっと成功するのでしょう。

2015年の最後に

2014年末に事務所を構え、今年は仕事の幅を増やした一年でした。
また、10月30日にとある方のセミナーを受講し、「毎日ブログを更新しよう」と心に決め、それから60日以上なんとか毎日更新できています。
定期的に自分の考えをまとめ、文章の形でアウトプットすることは、自分の仕事にも有益だと実感しています。

来年は従業員の雇用を行い、業務内容・規模ともにさらなる拡大を図って行きたいと考えています。

いくつかの案があるので、ひとつずつ実現させていきたいですね。

(株)フロウシンクに依頼いただける皆様、案件をご紹介いただける皆様に感謝しつつ、
実家である長崎県上五島町、日本の西の果ての離島でドローンを飛ばした後に。

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