経営するにあたり、経営者が強い信念を持っていた方がいいだろう。
信念があれば、辛いときにより耐えることができるだろうし、
信念が広く共感できるものであれば従業員を引っ張っていく助けにもなる。
信念は必須条件ではない
ただし、強い信念が絶対に必要というわけでもない。
強い信念もなく、依頼された仕事を誠実にこなしていたらいつのまにか大きくなっていた企業だってたくさんある。
#そういう企業の社長は、成功したあとでもとから信念があったように「こしらえる」ので、観測するのは難しい。
#社長に本音を聞くと「儲かりたいだけだった」「ベンツに乗りたかった」なんて動機で起業していたりする。
信念だけで成功するわけではない
強い信念があれば成功するというわけでもない。
成功した人が強い信念を持っていた、というケースはある。
では、失敗した人の信念は弱かったのだろうか?そんなことはないだろう。
経営には信念だけではない、様々な要素が絡み合う。
残念ながら運の要素も大きい。強い信念はパーツのひとつでしかない。
精神病院をちょっと歩いて回れば、
信念が何も証明しないことが明らかになる
ーフリードリヒ・ニーチェ
「強い信念があるから成功するはずだ」という間違った思い込みは、
現状を冷静に把握し打ち手を考え、すぐに行動するという作業を怠る言い訳になる。
あなたの周囲にも居ないだろうか?
世のため人のため、革命だ、イノベーションだ!
とSNSで吠えているわりには、目の前のことをおろそかにしている人が。