「米倉先生は宣伝がうまいからね」
と、私のいないところで、とある同業者(中小企業診断士)がそう言っていたと、人伝に聞いたことがある。
褒め言葉なら面と向かって言ってほしい。照れながらも内心ではとても喜ぶから。
「宣伝はうまいが実力が伴っていない」という指摘なら、やはり面と向かって言ってほしい。
間違いがあるなら助言を聞き入れて少しでもいい方向に改善していきたいから。
何か皮肉か嫌味の類いを言われているのだとしていたら、それでもやはり面と向かって言ってほしい。
「実力があるあなたは宣伝が下手なためにせっかくの実力を発揮する機会がなくて本当に残念ですね」と、皮肉で返してあげられるから。
マーケティング(の一部としての宣伝手法)については診断士試験と実習で叩き込まれたはずだ。
診断士であれば皆ベースの知識はある。あとはそれを実行するかしないかの差だと思っている。
実行する人に文句をつけるのは、いつだって、実行しない人たちだ。
彼らはすぐに群れをなすので、始末が悪い。