現実に伏線はない

事実は小説よりも奇なり、という。
現実の恐ろしいところは「伏線がない」ということだ。

小説のように後から「ああ、あれがヒントだったのか」と合点がいくようなケースはほぼないか、あっても単なる誤解であることが多い。

いきなり仕事がなくなるし、健康だった人が突然病気になる。歩道をゆっくり歩いていても交通事故に遭う。

これが小説なら、ドラマなら、仕事がなくなる前には取引先から気になる発言をもらってたり、病気になる前に咳き込むなどそれらしい症状があったり、交通事故に遭う前に「おれ、今回の仕事が終わったら許嫁と結婚するんだ」と聞かれてもないのに言い出したり・・・といった伏線が用意されている。

現実の世界ではそんな伏線はない、全ては唐突にやってくる。金持ちにも貧乏人にも、善人にも悪人にも。

大逆転もあり得るし、なんら自分に責がないにもかかわらず転落してしまうこともある。
それが面白いと思えばチャレンジングな人生をおくれるのだろう。
怖いと思えば、何もせずじっとすることを選ぶのだろう。

関連記事

  1. 必要なものを躊躇なく買うために

  2. 人は「何もしないでいる」ことを好まない

  3. 暇がない方が

  4. できないのは頑張りが足りないから、だって?

  5. 感情は忘れない

  6. 与えられた役を立派に演じる

最近の記事

  1. 2022.08.17

    二つの時計
  2. 数字、数学、パズル

    2022.08.09

    数を数える
  3. 2022.08.04

    笑いの共有
  4. 2022.08.01

    何をやっても

カテゴリー

読書記録(ブクログ)