商人たれ

士業なので先生と呼ばれることがある。

先生、先生と呼ばれていると、つい自分が商人ということを忘れてしまう。
そして尊大な振る舞いをしてしまう。政治家のように、医者のように、教師のように。

自分は気をつけているつもりだが、それでもときおり「今の自分はちょっと偉そうだな」と思うことがある。
自尊心や、功名心、自負心に引っ張られているのだろうか。恥ずかしいことだ。

「商人」であることを忘れれば、そこに残るのは自意識の肥大した、先生じゃなく「大先生」と呼ばれなければ不機嫌になる(本当に居る)、誰からも声の掛からない、中小企業診断士という資格を昔取っただけの老人になってしまうだろう。

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