スーツを着なくなった(世のなかはどんどん合理的になっている)

もう何年もスーツを着ていない。
客先を訪問しない日はカジュアルな格好で仕事しているし、
訪問する日もワイシャツとチノパン、寒い時期に上からジャケットを羽織るくらいだ。
ネクタイもめったにしない。それで何か文句を言われたことはない。

以前、中小企業診断士の実習講師を務めたことがある。
この実習では初日と最終日に中小企業を訪問する。
その際はスーツを着るよう、受講生には伝えた。(私もネクタイを締めて臨んだ)

ただ、途中の、会議室でコンサル内容を検討する日、
外部の人間と会わない日に関しては、自分の好きな、仕事しやすい格好で構わないと伝えた。
#もちろん、スーツが仕事しやすいのであればそれでも構わない。カジュアルを「強制」したい訳ではない。

すると以前他の方が講師を務めた実習を受けた受講生が、
他の先生は全日程をスーツを着て受講しろ、講師に失礼だろう、と言われたと私に話した。

私はスーツを着ていないから失礼だとはまったく思わない。
一般的に人に不快感を与えない格好であれば、それでいい。

そもそも講師は金をもらって受講生を指導しているわけで、
礼を気にすべきは金を払っている受講生よりもむしろ金をもらっている講師の方だと思う。

以前、ネクタイを絶対に締めないと言う社長に会ったことがある。
「もし、大口の取引先と契約できそうで、その会社が礼儀にうるさくネクタイを締めていないと取引しないと言われたら?」
という私の意地悪な質問に、
「そんな阿呆なことを言ってくる会社とは取引しない」と
明確に回答されていた。

もはや金融機関さえ内勤はカジュアルな格好での勤務を許可する時代だ。
スーツを着て、ネクタイを締めて仕事をすることに伝統的な意味合いはあれど、合理的な理由は私には思い浮かばない。

世のなかがどんどん合理的になってきているように感じ、とても嬉しい。

まあ、ネクタイ業界に取っては悪夢だろうけど。

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