幸福と健康とお金

アリストテレスはこういった、と、ショーペンハウアーについて書かれた本で読んだ。

「幸福になるには肉体が健康な上に財産がなくてはならぬ。
賢人といえども財産がなくては不幸である」

まあ、使いきれないほどの財産を持つ必要はないのだろう。
日々の暮らしに不安にならない程度の財産。
前提として肉体が健康なこと、それは当然だ。
いくら財産を持ってても、不健康で外出もままならないとか、目が悪く本も読めないとかなら、まさに宝の持ち腐れだ。
お金を稼ぐために健康を損ねているとしたら、こんな悲しいことはないだろう。
(もっとも、人生のある時期に健康を損ねるほど無理をしなければ、凡人が成功を掴むのは難しいとも思う。一線を超えなければいいのだが、その見極めは非常に困難だ)

賢人ですら財産がなければ不幸だと、アリストテレスは言う。
お金のために意見を曲げる賢人(学者や政治家、経営者)は枚挙にいとまがないし、
どんなに清廉潔白な人も、お金に困れば、簡単にダークサイドに落ちてしまう。
(仕事柄、そんな人を何人も見てきた)

目の前のお金に目が眩まないだけの資産があれば、自分の主義主張を変えてまでそれを取りに行く必要もない。
健康でい続けるためにもお金は必要だ、少なくとも健康な状態を維持しやすいことには違いない。

関連記事

  1. 別れ、さようなら、霊体、天国

    一日の3分の1は仕事をしているのだから

  2. 永遠に準備中

  3. 変化している(のに、それに気づかない)

  4. 一人きりの時間

  5. 過去を踏まえ、遙かな未来を見据え、目先に集中する

  6. 自分だけでできることなんて

最近の記事

  1. 2026.10.15

    惰性
  2. 2026.10.09

    桂離宮
  3. ディスコミュニケーション
  4. 2026.10.07

    失われたもの
  5. 2026.10.05

    魂の午前三時
  6. 2026.10.01

    献血とセネカ

読書記録(ブクログ)