2018年秋、京都行(2)金地院

先日京都へ行った折、南禅寺近くの金地院へ足を運んだ。
内部にある狩野探幽や長谷川等伯の壁画を鑑賞し、鶴と亀を配した禅庭の前でしばらくぼうっとしていた。

明治時代の廃仏毀釈の折には、この寺もひどい迫害を受けたそうだ。
徳川家光ゆかりの寺ということも一因だったろう。
山岡鉄舟が「ここは道場である」とやや無理めな主張をして
保全を図ったらしく、書画が残っている。

共産主義の国なんて典型的だが、一時期の熱狂で古くからの素晴らしいものが破壊されることがある。
形あるものだけでなく、文化や国民性といったものも、時代の流れで簡単に壊されてしまう。

30年続く企業はまれだ。

何かを維持するだけでも、とても難しい。
企業経営をしているとつくづくそう感じる。

 

 

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