かつてまだ会社の規模が今よりも小さかった頃、「桜の季節と紅葉の季節は京都に行くこと」を自分に課していた。
写真撮影が趣味だからだ。春と秋の京都は写真映えする。
でかいカメラと大量のレンズ、三脚を抱え、新幹線に飛び乗って京都に向かっていた。
2020年からあまり大っぴらに旅行ができなくなったのと、仕事が忙しくなったのもあり、この習慣はいつの間にか廃れてしまった。
昨年の秋は久しぶりに京都に行くことができた。今年の春は時間が取れずだった。
今年の秋は、9月末に出張のついでに出かけてしまった。紅葉はまだだった。
もう一回行くのはちょっと難しいかもしれない。
2024年の春の京都はなんとかフィルム(SDカードか)に収めたいものだ。
桜も紅葉も、平均余命から考えればあと30回とちょっと見れればいいところだ。
人生も後半戦に入り、どんな出来事もかけがえのないものだという思いが強くなってきている。