ささいな変更が利益額を大きく変えることがある。
2010年、マイクロソフトは自社の検索サイトのリンクカラーを変更した
(同じブルー系だが、少し彩度を落とした)。
同社のユーザー・エクスペリエンス(体験)・マネージャーのP.レイ氏の発表によれば、
その結果として、クリック数の増加やユーザー関与の増大により、
同社の年間売上高は8,000万ドル(約90億円)増加した。
ーデジタル・ワークシフトより
リンクの色なんてたいしたことない要素が、90億円もの売上を生み出すというのは驚きだ。
ユーザーエクスペリエンスのちから
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中小企業は、顧客との接点(タッチポイント)におけるユーザーエクスペリエンスの力を軽視していることが多い。
ホームページの内容を変更したり、チラシや見積り、提案書のデザインを心理学やマーケティング理論に基づいて整備すれば、大きな結果を生み出すかもしれない。
それは顧客や売上・利益の増加であったり、企業ブランドの向上であったりだ。
単に綺麗だったりかっこいいだけのデザインを依頼するのではなく、
ユーザーエクスペリエンスについてしっかりと勉強しているデザイナーを探して発注しよう。
多少価格は高いかもしれないけれど、それに見合う効果はある。