ムーンショットという言葉がある。
アメリカが月面に人類を送り込むプロジェクト(アポロ計画)をそう呼んでいたが、その後転じてチャレンジングな、不可能と思えるような壮大な計画のことを意味するようになった。
我が国の内閣府も「ムーンショット目標」として幾つかの壮大なものを設定している。
ムーンショット目標 – 科学技術政策 – 内閣府
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/target.html
壮大な目標を設定し、飛躍を狙う。それは素晴らしいことだ。
そんな目標が達成された記事を読むと興奮する。人類は偉大だなと。
もちろんそこには莫大な予算なり有能な人材が必要なわけだ。中小企業にはそぐわない、少なくとも当社のようなコンサル会社には。
我々にできるのは、月まで届くような一打(ムーンショット)ではなく、屋上に届くような確実な一打だろう。ルーフショットと呼ばれるそれだ。
月は無理でも、屋上なら届く。それを積み重ねていけば、月とは言わないまでも、高層ビルの屋上くらいなら、行けるかもしれない。