「過ぎたるは及ばざるが如し」
最近このことについて考えさせられる事件がありました。
経営で言えば、事業を拡大し過ぎてもいけない。
自分の器、社員の能力、流行や社会の流れ。これらを無視して、チャンスだからとひたすら拡大に走れば、転んだ時のダメージは計り知れません。
とはいえ、あまりにも保守的に、チャレンジしないのもいただけない。
変化の激しい社会(これは現代だからというのではなく、おそらく産業革命以降の時代は全てそうですが)に、現状維持は緩やかな縮小を意味します。
というわけで、ほどほどと言いますか、いい塩梅の成長を模索するべきなのだと思います。
経営という繊細で複雑なシステムを構成する何か、それは社員であったり取引先であったり、はたまた社長のメンタルヘルスだったりするのでしょうが、
それが取り返しのつかないダメージを受けない範囲での、ちょっとだけ負荷をかけた形での、成長。
当社はある人からは「もっとガンガンやれよ」と指摘を受けます。またある人からは「ちょっとやりすぎじゃないか、大丈夫か」とも言われます。
みんな適当に言ってるのかもしれません。少なくとも何らかの指標がある話ではないでしょう。
制限速度の範囲をちょっと超える程度、警察に止められない程度で、経営というドライブを楽しめればいいですね。