ほどほど

「過ぎたるは及ばざるが如し」

最近このことについて考えさせられる事件がありました。

経営で言えば、事業を拡大し過ぎてもいけない。
自分の器、社員の能力、流行や社会の流れ。これらを無視して、チャンスだからとひたすら拡大に走れば、転んだ時のダメージは計り知れません。
とはいえ、あまりにも保守的に、チャレンジしないのもいただけない。
変化の激しい社会(これは現代だからというのではなく、おそらく産業革命以降の時代は全てそうですが)に、現状維持は緩やかな縮小を意味します。

というわけで、ほどほどと言いますか、いい塩梅の成長を模索するべきなのだと思います。
経営という繊細で複雑なシステムを構成する何か、それは社員であったり取引先であったり、はたまた社長のメンタルヘルスだったりするのでしょうが、
それが取り返しのつかないダメージを受けない範囲での、ちょっとだけ負荷をかけた形での、成長。

当社はある人からは「もっとガンガンやれよ」と指摘を受けます。またある人からは「ちょっとやりすぎじゃないか、大丈夫か」とも言われます。
みんな適当に言ってるのかもしれません。少なくとも何らかの指標がある話ではないでしょう。

制限速度の範囲をちょっと超える程度、警察に止められない程度で、経営というドライブを楽しめればいいですね。

関連記事

  1. もとに戻しにくくなるのはわかっていた

  2. 粕屋町商工会で持続化補助金のセミナー

  3. 知らない間に営業を学んでいた

  4. 反対意見

  5. 当たり前のことをできるか

  6. あらゆる分野で有能な「無能なリーダー」

最近の記事

  1. 2025.03.28

    余計なもの
  2. 2025.03.19

    繰り返す
  3. 2025.03.18

    義務の話
  4. 2025.03.14

    「退職」倒産
  5. 講演、セミナー

読書記録(ブクログ)