先日は、とあるクライアントから四年ぶりに依頼をいただいた。かつて地元の商工会からご紹介いただいた案件だ。
また、パートナー企業である保険会社の紹介で、通常なら当社のような零細企業は会うことすら難しいような地元の大企業との商談の機会を設けていただいた。
当社は電話やFAX、DMなどを使った不特定多数への営業活動は一切行っていない。
日本でも10本の指に入るレベル、九州では確実に一番といった補助金申請支援依頼を受注しているが、その依頼の全ては「紹介」によるものだ。
もちろん何もしていないわけではない。紹介をしてもらえるような環境づくりは常に行っているし、何よりも日々の仕事の品質が悪ければ「紹介」なぞしてもらえない。
クライアントの社長からは、「補助金申請しませんかという営業電話がかかってきてうざい」という話をよく聞く。
また当社がクライアントに電話をすると、電話をとった事務員が営業電話だと勘違いして「間に合ってます!」みたいに冷たい対応をされることもままある。
従業員に名簿の上から片っ端に電話をさせ、辛い応答をひたすら耐えさせる。1000件電話してどれくらいが受注につながるか、おそらく数件ではないか。
もし紹介がなくなれば、受注減に窮した私は従業員にそんな不毛な行為を指示せざるを得なくなるかもしれない。考えただけでゾッとする。
そんな事態を回避するためにも、紹介が今後も続くよう、日々「いい仕事」を積み重ねていこうと思う。