先週の金曜日、出張の絡みでたまたま京都にいた。
関西の友人にそう告げると、「今日は中秋の名月で、いろんなお寺でイベントあるから、それみにきたん?」と言われた。
全く知らなかったが、いいタイミングに京都にいたものだ。
仕事が終わった後に鴨川沿いを歩き、祇園を通って八坂神社へ出かけると、すごい人手だった。
自分は、自分のことを「運が良い」と思っている。ただ不運な出来事を覚えていないだけのような気もするが、
それでも「自分は運が悪い」と日々考えているよりも、「自分は運が良い」と思っている方が、幸せな人生を送れるのだと思う。
(これは私個人の意見ではなく、ポジティブ心理学のいくつかの書籍を読んだ結論だ)
10年ほど過去に遡って、同じように会社を作り、10人前後の社員に給料を払って会社を運営しろと言われても、うまくやれる自信はない。
自分の実力と言えるものなんてごく僅かで、運が良かったから、良い仕事といい人たちに偶然出会えたから、なんとかやってこれただけだ。
「自ら」は、「みずから」とも「おのずから」とも読める。
みずからの才覚のみを頼りに今の状況を作り出したとはとても言えない。
おのずから、こうなってしまっただけなのだろうと、謙虚でもなんでもなくそう思う。