最近はマニュアルフォーカスのカメラを持ち歩くことが多い。
自動でピントが合わない、ファインダー内の画像を見ながら、自分の指でつまみを回してピントを調整する。
最新の、なんでも自動でやってくれるカメラに慣れてしまった身としては逆に新鮮だ。
ピンボケの写真が多いのは、私の視力や技量が昔より衰えているのだろう。
「使わなければ衰える」、ピント合わせのテクニックはまさにそうだった。
趣味でも仕事でも、人間関係でも同じことだろう。そのスキルにどんなに自信があっても、使っていなければ衰えてしまう。
いや、加齢による機能低下を考慮すれば、「使っていてさえ、なお衰えてしまう」というのが正しいのかもしれない。
趣味も仕事も人間関係も、今の状態を長く続けていこうとするなら、
常に活動し続けないといけない。ズレや違和感が生じたらすぐにメンテナンスしなければならない。