コントロールできないことを、コントロールできると勘違いすると、不毛な取り組みを強いられることになる。
人の感情はコントロールできない。テクニックを駆使してある程度は可能かもしれない(洗脳とかマインドコントロールとか言われる手法)。
けれど、永久にそれをやるのは難しいし、誰でもその手法が通じるわけではない。
気候も、感染症も、同じだ。コントロールはできない。
努力したってその効果はたかが知れていて、全体に影響を及ぼすほどではない。
車を運転していて、目の前の車が窓を開けてタバコの吸い殻を捨てるのを見てむかっときたのだが、
それはコントロールできないことだと考え落ち着いた。彼は私の人生になんの関係もない、赤の他人だ。
吸い殻は道路を汚くしたのかもしれないが、私がその道を通ることはもうこの人生では数回あるかないかだろう。
なぜ怒る必要がある?
コントロールできることだけに注力したい。幸い私はなんの因果かコンサルティング会社の経営者という、
裁量度の非常に高い仕事をしている。自分の生活や仕事の内容はある程度コントロールできる、はずだ。