・・・定評がある、という言葉を使いたくない理由

プロフィールを書く際にいつも悩む。
セミナー講師などをすることも多いので「**文字でプロフィールをください」とよく言われる。
いちおう20文字、100文字、300文字バージョンを用意しており、リクエストに応じて文字数を修正した上で提出するようにしている。

周囲からそう評価されていると書け

以前、プロフィールの書き方講座のようなものに参加した。
そこで、「・・・には定評がある」という文章を使うといいよ、と言われた。
たとえば「依頼者の立場にたったわかりやすいコンサルティングには定評がある」といったような。
自分じゃなくて、周囲からそう評価されているよ、と書いた方が効果があるそうだ。

確かにそうなのかもしれない。

違和感

ただ、何故か分からないが、「・・・定評がある」という文章を使いたくなかった。
そういったテンプレートじみたプロフィールが目につき始めた頃だったので、「ワンパターンだな」と思ったのかもしれない。
定評があるのであれば相談件数とか定量的に表せるのでは?と、コンサルらしい疑念が出たのかもしれない。
#もっとも、相談件数だっていくらでもねつ造可能だが。

講師に「定評がある」という言葉を使わずに同じような効果を得たいのだが・・と質問したが、
納得のいく回答は得られなかった。

いまの私のプロフィールは、持っている資格や企業名、(ものづくり補助金など)第三者でも検証可能な実績など、事実を並べた無味乾燥なものとなっている。
幸いにも、それで仕事が途切れるようなことはない。

関連記事

  1. アイデアがまとまる

    極論に逃げない

  2. 思考法その1〜自分に甘く、他人に厳しく(基本的帰属錯誤)

  3. カラダを動かしながら考える

  4. みんなが私の噂をしている(自己標的バイアス)

  5. ビジネス、歯車、モデル

    システム思考(1)〜ものごとのつながりに注目する

  6. 古い門扉、鍵、閉鎖、閉店

    「伝統」を言い訳に使うな

最近の記事

  1. 2024.04.26

    世間の評価
  2. バックアップ、プランB

    2024.04.23

    雨が降っても
  3. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)