終わってない仕事は、完了した仕事よりも2倍も思い出しやすい。
心理学で「ツァイガルニク効果」と言う。
ツァイガルニク効果(ツァイガルニクこうか、Zeigarnik effect)は、人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。
目標を達成しようとする途中であれば、緊張感からか仕事の内容をよく覚えているのに対して、
完了してしまった仕事はその安心感から記憶から消えやすい。一度忘れると思い出すのに心理的な負荷がかかってしまう。
ツァイガルニク効果を仕事に上手く活用するとしたら、以下のような行動を取ると良いだろう。
- 業務終了時に明日の仕事の資料に軽く目を通してから帰宅する
- ランチ休憩時には、仕事をキリの良いところまで終わらせない
- 新しい仕事を人に教える際は、最初から全てを教えるのではなく、少しその仕事をさせてから(途中状態にしてから)教えた方が効率がいい
全てを中途半端にしてはいけない
ツァイガルニク効果があるとは言え、全ての仕事を少しずつやっていくと頭の処理能力がパンクしてしまう。
個人的には、同時に走らせることのできるタスクはせいぜい2〜3個程度ではないかと思う。