経済学者のルートヴィヒ・フォン・ミーゼス著「マルクス主義の正体」を読んだ。
「人新世の資本論」がベストセラーになるなど、マルクス主義の恐怖の記憶が社会全体で薄れている(あれだけの人々が苦しんだのに!)
今、読んでおくべきだと思ったからだ。
この本の末尾にはこうある。
「私が資本主義に賛成し社会主義に反対するのは、資本家たちがとても素晴らしい人間だからではありません。
ある人は善人でしょうし、ある人は違うでしょう。この点、資本家は他の人たちと違いはありません。
私が資本主義に賛成するのは、それが人類を利するからなのです。
私が社会主義に反対するのは、社会主義者が悪人であるからではなく、
それがあらゆる人々の生活水準を引き下げ、自由を破壊してしまうからなのです。」
平等に貧しくなりたくはない。自由のない社会で暮らしたくはない。
(2020年から、たまたま自由のない社会で暮らす機会を得たが、それはもうひどいもんだった。
素材は問わず、何らかの布を顔に装着しなければ行動に制約を受けるなんて、悪い冗談としか思えない)
マルクス主義が復活する兆しがあるのなら、全力で反対していきたい。