「自分は上手い」と思ってはいけない

高名なヘッジファンドマネジャーのポール・チューダー・ジョーンズは著書にこう書いている。

英雄を気取ってはいけない。
自己中心的な考え方をしてはいけない。
常に自分自身とその能力を疑ってみる。
自分は上手い方などとは思ってはいけない。
そう思った瞬間、
破滅が待っている。

ー「マーケットの魔術師」より

彼はブラックマンデーの予測を当てた人間として有名だ。
そんな彼でさえ、これほどに謙虚な発言をしている。

いくら成功したからと言って、自分の力を過信してはいけない、
「運が良かっただけだ」「たまたまだ」と考え、自分自身とその能力を疑い続ける。

経営だって一種の投資なわけで、破滅を避けるためには、同じような行動が必要なのだろう。

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