謝れない世界に

謝れない世界を想像してみよう。
一度謝罪すると、どこまでも糾弾される。それこそ、当事者が死にでもしない限り、ずっと。

その世界では、例え自分が間違っていることに気づいても、絶対に謝ってはいけない。
謝ったら最後だからだ。どんなに滑稽な屁理屈でもいいので、自分が正しいと言いづけることが最善手になる。
いずれ時間が解決してくれる。誰も、そんなこと気にも留めなくなるまで、誰が見ても無理筋の嘘をつき続ける。

どんなに素晴らしい謝罪をしようと無駄だ。
土下座しようが、金を払おうが、その世界ではダメなのだ。
一旦「こいつは、この会社は叩いてもいい」というフラグが立つと、そこから逃げる術はない。

残念ながら、どうも世界はそういう方向に進んでいるように思える。
不倫をするだけで仕事を干される、不正をした会社の社長は、死ぬまで許されない。

私はこういった世界(社会でも、地域でも会社でも好きに読み替えていい)で生活したいとは思わない。
他者の間違いを「自分もそうするかも」と考え、寛容に受け止める世界で暮らしたい。

せめて、自分がコントロールできる範囲は、家庭や会社だけでも、気軽に謝って、気軽に許せる空間のままにしておきたい。

関連記事

  1. 与えられた役を立派に演じる

  2. 疑問を解決する、壊す

    知識には代償が伴う

  3. 似合わないけれど

  4. スーツを着なくなった(世のなかはどんどん合理的になっている)

  5. 曲がりくねった道

    しつこく考え、問い続けること。

  6. バックアップ、プランB

    雨が降っても

最近の記事

  1. 2026.04.14

    GTDの復習
  2. 2026.04.13

    頭の体操
  3. 2026.04.09

    昼休みの外出
  4. 2026.04.06

    2026年の桜
  5. 2026.04.03

    移動が多い
  6. 2026.04.02

    IT結婚指輪

読書記録(ブクログ)