成功の階段を駆け上がるフランク・シナトラに、母が言った言葉だそうだ。
はしごを登っていくときも人さまに親切にするようにといつもいい聞かせてました。
はしごを降りなくちゃならないとき、同じ人に会うんだからね。
その通りだと思う。
人には親切にした方が良い。たとえ赤の他人だとしても。
世間は狭い。特に筆者が暮らしている地方都市など、初対面の人と話しても、すぐに共通の知人が見つかってしまう。
長い人生、どこでどう繋がるかわからない。
ここでいう「はしごを登る」というのは、成功を意味する。
成功が長く続くことはまれだ。
いつか失敗し、はしごを降りるときがくるだろう。
はしごを降りたそのとき、周囲の人はあなたに優しくしてくれるだろうか?
そこでわかるのだろう、かつて自分が増長していたのかどうかが。