読書の効用(診断協会 福岡部会 部会報寄稿)

(この記事は、福岡県中小企業診断士協会 福岡部会 部会報に寄稿した文を一部改稿したものです)

今年度もお疲れ様でした。

昨年末にチェコのプラハに行ってきました。
観光を楽しんだのはもちろん、地下鉄の乗り方やトイレの使い方など、
日常の様々な部分で日本との解釈の違いが垣間見え、貴重な体験となりました。

「百聞は一見に如かず」と言い、実体験が重要なのはもちろんです。
しかし、時間は有限です。
より簡易にできる体験、「読書」も実体験に劣らず重要なものです。

私は、経営コンサルタントは大量の読書を行うべきだと考えており、独立してからいままでの7年間で3,172冊(きちんと数えています)の書籍を購入、3百万以上の金額を投資してきました。
事業を拡大していく上で、投資したぶんの効果は充分に得られた、と考えています。

読書は、時間と空間を越え、別世界にすら誘ってくれるすばらしい道具です。
ネットの細切れで不確かな記事と違って、一冊でひとつの世界、著者の思想を構成しています。
また、テレビや映画と違い、想像や解釈の余地を多く残しており、それによって自身の思考を深めることができます。

アイザック・ニュートンは1676年2月15日にロバート・フックに宛てた書簡で次のように書いています。

If I have been able to see further,it was only because I stood on the shoulders of giants.
私がさらに遠くを見ることができたとしたら、それはたんに私が巨人の肩に乗っていたからです。
-アイザック・ニュートン

過去の偉大な巨人が書いた著作の肩に乗り、より高い場所へ。

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