ペル アスペラ アド アストラ

多数の筆

仕事の合間を利用して、九州国立博物館で行われている
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を観ました。

太宰府近辺での仕事のついでです。
平日の昼間なので、比較的ゆっくりと鑑賞できました。

個人的には7/3から始まる
「京都・仁和寺観音堂 千手観音像とその仲間たち」
に興味があるのですが、それはそれとして。

ビュールレが集めた印象派やそれに繋がる様々な絵画が
一同に会し、圧巻でした。
マネ、モネ、ピサロ、シスレー、ドガ、ルノワール、セザンヌ、
ロートレック、ゴッホ、ピカソ、ブラック・・・・
絵画に興味がない人でも、どこかで観たことあるような
有名なものも展示されています。

ルノワールの有名な「可愛いイレーヌ」の展示箇所は、
写真撮影OKとなっていました。

ペル アスペラ アド アストラ

タイトルの謎の言葉は、ラテン語です。

“Per aspera ad astra”

ローマの哲学者セネカの言葉だそうで、
展示会場の冒頭に掲示された
主催者のメッセージにこの言葉が書かれていました。

日本語訳すると「困難を乗り越えて、星のように輝く」。

個々の芸術家が直面した困難もあったでしょう。
ゴッホの人生なんて可哀想すぎて泣けます。
また、これだけの作品を保管・維持する困難というのも
あったと思います。いくつかの戦争をくぐり抜けてきたわけですし。

それらの困難を乗り越えて、
いま、遺った絵画は星のように輝いている。

とても美しい響きの言葉だと思ったので、
メモを取りました。

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