見方によっては

同じ状況で「何も問題はない」と考える人もいれば、「至急対応しなければ」という人もいる。

ものの見方が違うのだろう。
質だったり、量だったり、深さだったり、範囲だったり。

前者から見れば、後者は「気にしすぎだろ」と映る。
うまくいってるからいいじゃないかそのままで、と。

後者から見ると、前者は「楽観的すぎる」と映る。
今はうまくいっているように見えるだけで、このまま問題を放置するといずれ深刻な事態になると。

これはどちらがいい悪いという話ではない。経営においてはどちらの態度も必要だ。

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」という言葉がある。
一人の人間が状況に応じて楽観と悲観を自由に切り替えることができるのが理想だが、そんな人間はあまりいない。
次善の案としては、楽観的な社長と悲観的なNo.2だろう。逆のパターン、つまり悲観的な社長と楽観的なNo.2でもいいけれど、トップが悲観的だと事業が停滞しそうにも思う。

関連記事

  1. 「議論が尽くされる」ことはあり得ない

  2. ディスコミュニケーション

    認識は常にずれる

  3. 歯車

    IT用語を経営に(1)〜リファクタリング

  4. まずは自分でやってみてこそ、専門家の凄さが理解できる。

  5. 究極の組織は存在しない。

  6. 大負けを避ける選択

最近の記事

  1. 病気、風邪、寝込む
  2. 2024.07.16

    今はもうない

読書記録(ブクログ)