現実世界がゲームなのだとしたら、クソゲーだと思う。
初期設定が人によってだいぶ違う。生まれた場所、家庭、資産状況。
その後の成長にしたって、運任せの要素が強すぎる。
レベルアップしたかどうかは明確にはわからないし、
中ボスは誰かわからないし、ラスボスはいない。
老化によってレベルは下がっていく(レベルが下がるゲームなんてあっただろうか?)し、
病気や怪我は簡単には治らない、なかにはずっと治らないものもある。
そして、死んでしまっても「復活の呪文」は用意されない。
デヴィット・J・チャーマーズ著「リアリティ+(プラス) 上: バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦」によれば、
現実とバーチャルリアリティは、厳密には区別をつけられないという。
我々の暮らしている世界は、より上位の存在が作ったシミュレーション環境かもしれない。
(鈴木光司の「ループ」という小説がそういう題材だった)
もっと面白いゲームが世の中にはいっぱい存在するのに、
クソゲーをプレイし続けなければならないというのは、それ事態が罰「ゲーム」のような気もする。
今日もベッドから起きて、昨日の夜にセーブしたところから、またプレイを再開しよう。