過去の自分を擁護しがち

過去の過ちを認めるのは難しい。どんなに人格者だとしても、だ。

サンクコスト、コンコルド効果、色々な呼び名があるけれど、
過去の選択や投資が無駄だったとは思いたくはない。
だったらどうする?無理やりにでも正当化する。

「当時は仕方なかった。」
「効果はごくわずかだったが、ゼロではなかった。」
「その証拠は嘘だ、データがおかしい、ロジックが不十分だ・・・・」

しまいにはこんなことを言い出す。
「これは趣味でやってたのだから、実益など最初から考えてなかった」
「最初から失敗すると思っていた」
「皆の啓蒙に役立った」

色々な言い訳があるものの、煎じ詰めれば
「自分の過去の選択や投資を何が何でも否定したくない」
ただそれだけだ。
過去の自分を守るためなら、どんな嘘だって、屁理屈だって言ってみせる。
誰かに突っ込まれても、大声で叫び続けて、相手が諦めるのを待つ。

これはもちろん経営においてやってはいけない悪手だ。
過去から学ばず、すでに見えている失敗をひたすら続ければ、
事業が継続できる可能性は低くなる。
資本力のある大企業ならまだしも、中小企業ならなおさら。

関連記事

  1. 社長の怠慢三つ

  2. やっと終わった

  3. 無料で専門家の支援を受ける方法(ミラサポ登録方法の説明)

  4. SMARTな計画づくりを

  5. iOS「マップ」アプリでも会社名で検索させたい!

  6. 通勤時間で思考をまとめる

最近の記事

  1. 2023.06.07

    急がずに
  2. 値引きはしない

カテゴリー

読書記録(ブクログ)