売上は虚栄心、利益は健全性、現金は現実

「売上は虚栄心、利益は健全性、現金は現実」
“Revenue is vanity, Profit is sanity, but Cash is Reality”

という格言?がある。

「売上は虚栄心」というのは、この数字が見映えがよく、かつ最も操作しやすいからだろう。
売上の数字を増やしたければ、赤字覚悟で受注を取ることもできる。
または1億円の受注をし、9900万円で外注に出せばよい。
この数字からは「どれだけ儲けたか」はわからない。

「利益は健全性(正気)」というのは、利益を出さないと会社は存続できないという意味だと思う。
赤字の会社は健全ではない。損をするために事業をしているようなものだ。
もちろん長期的な視点からの敢えての赤字、ということもある。アマゾンがそのような戦略を取っているのは有名だし、
ライドシェアのウーバーやリフトも現在まさにその方針で赤字を垂れ流している。
#何かの記事で読んだが、現状ではライドシェア企業がユーザーに「補助金」を払っているようなものだそうだ。

「現金は現実」、これは経営者である自分にも骨身に染みている。
売上も利益もその一部は操作可能であるが、手元にある現金だけはどうしようもない。
帳簿上の数字をいくらいじっても、口座の預金は1円も増えない。
そして現金がなくなれば、会社を維持することは不可能だ。

売上だけを見て企業の良し悪しを決めてはいけない。それは虚栄心から作られたものかもしれないからだ。

売上が少なくても利益率が高く、健全な会社はたくさんある。
しかし利益もまた操作可能だ。在庫の評価、減価償却費の計上額、役員報酬の操作(年に1回しかできないが)、過大な接待交際費など。
特に中小企業はオーナーの心構え?次第でいかようにもなる。

手元の現金だけが真実だ。現金があれば会社は潰れない。
キャッシュフロー計算書を見ておこう。(間接法で作られたものでも、ないよりはマシだ)

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