以前、マネジメントとリーダーシップの違いについて書いた。
その後に読んだ本に、また別の見方が掲載されていて、
この考え方もアリだなと思った。
You manage things; you lead people.
物事はマネージし、人々はリードする
ー グレース・マレー・ホッパー大将
グレース・ホッパーは、アメリカ海軍の軍人で、初期のコンピューター科学者であり、
プログラミング言語COBOLを開発した人物。
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マネージは日本語にすると「管理する」となる。
人々を管理する、というのはいかにも窮屈な感じがする。
ホッパーの言うように、管理するのは「物事」であるべきで、人々は管理というよりリード、つまりあるべき方向に導いていく、というのが、よい経営者の姿なのだろう。
筆者自身も人は管理しないようにしている。
自分が管理されるのが嫌なのに、
嫌なことを人に押し付けるのは理屈が合わないからだ。
従業員の管理も必要最小限にし、プロジェクト単位でタスクを割り当てて、期限までに要求する水準の成果物が完成するのであればその過程のやり方は従業員に全て任せるという方針にしている。
困ったら相談してくれればいいし、ミスをしたならばそのリカバリ方法を一緒に考え、リカバリが無理なのであればクライアントに謝罪に行く、それが経営者の仕事だと思っている。