「批評家」で終わらないために

私は経営コンサルタントであって批評家ではありません。

コンサルタントと批評家の違い

仕事柄、補助金の申請書や事業計画、原稿など様々な資料のチェックを依頼されることがあります。

これら、できあがった資料に後から文句を付けるのは誰でもできます。
「コンセプトが甘い」「数字の根拠に乏しい」「具体性が足りない」・・・などなど。

それで終わってしまえば単なる批評家です。

コンサルタントは「では、どうすればいいのか?」を提案しなければいけない。

「コンセプトが甘い」のであれば、そもそものコンセプトという概念の説明、その作り方、可能であればコンセプト案を提示する。
「数字の根拠に乏しい」のであれば、ヒアリングしながら根拠を考え、必要に応じて数字を修正する。またそのためのフォーマットを提供する。
「具体性が足りない」のであれば、具体的にするためにどんな文言、数字、図表を入れるべきかを提案し、必要であればそれらを作成してあげる。

問題を指摘するだけでなく、次のアクションを示してこそ「コンサルタント」だと思っています。

批評家に相談したいですか?

アドバイスだけ行い、自分の手を動かさない方が仕事としては楽ですね。
あまり詳しくない分野でも、批評だけならできます。テレビのコメンテーターを見ればよくわかります。

一般論なら、誰でも言えます。

社長であるあなたが、コンサルに「では、どうすればいいのか」と聞いたら「私は問題点を指摘したまでで、どうするかは御社の考える事です」と言われたとしたら、あなたが相談しているその人はコンサルタントではなくて批評家です。
高いコンサル料を払って、批評家を雇う必要はないですよね?

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