コンサルタントは「同伴者」ではない。

お金を稼ぐ

コンサルタントや士業の方はよく「経営者の同伴者、良き参謀」といった表現で自分を売り込みます。
昔からこの表現に違和感があります。なので私は自分を売り込む際に上記の表現を使っていません。

同伴者ではない、参謀でもない。

コンサルタントは、金で雇われています。いわば傭兵のようなもの。
その企業や経営者、従業員がまだ持っていない「機能」を提供するわけです。
それは知識であったり、経験やノウハウであったり内容は様々。

経営者と運命共同体ではありません。資本を入れているわけでも、連帯保証人になっているわけでもない。
残念ながら、報酬が払えなくなれば、あんなに親身にしてくれたコンサルタントは去って行きます。

同伴者や参謀というと、金銭的なつながりを超えた親密な関係を想起しがちですが(だから、営業上の理由からみながそのキーワードを使っているのでしょうが)、そんなことはありません。

「機能」を買え

なので、機能を買ってください。
もちろん、コンサルタントとの相性は大事です。
相性が悪ければ解決策が適切でも成果が出ないことがあり得るので。
しかし、相性がいいだけでは成果はでません。

単に気が合う人に悩みを聞いて欲しいというのなら、高い金を払ってコンサルタントを雇うよりも、心理カウンセラーを訪ねた方がいいでしょう。

コンサルタントは、問題を解決するための「機能」を提供してナンボです。コンサルと契約する側もそれを忘れてはいけません。

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