私たちは短い人生を授かっているわけではない。
人生の多くを浪費しているだけだ。人生は十分に長く、正しく時間を投資すれば高みを極めるのに十分なだけの長さがある。
しかし、無分別な贅沢や良からぬ行ないにふけると、死の床について初めて、いつの間にか人生が過ぎてしまったことにやっと気づかされることになる。すなわち、私たちに与えられた人生は短いわけではなく、自分で短くしているだけなのだ。
足りないのではなくて、浪費しているだけだ。
人生は、その正しい使い道を知ると長いものになる。― セネカ「人生の短さについて」
50年弱生きた。なんとか生きてこれた。
平均寿命を考えれば、人生はもう残り半分もない。
これ以上の浪費はできないな。
正しい使い道は、たぶんわかっている。くだらないこと、私がやらなくてもいいことに拘っている時間はない。