以後は気をつけないでもいいように

何かのミスをしたときに定番のフレーズ「以後気をつけます」。
私ももちろん使う。
サラリーマン時代なんてこのフレーズを週一くらいで使ってた気がする。

今は経営側なので、社員にできれば「以後気をつけます」とは言わせたくはないなあ、と思っている。
なぜならそれは問題の再発防止を各人の「気」に委ねているからだ。
これを放置するのは経営者の怠慢だといえば、言い過ぎだろうか。

問題が再発しないように、システム(ここでは、ルールや業務フロー、ITシステムなど広義の意味)を再設計するのが社長の仕事であって、
そういったことができるような広い権限と自由な裁量が与えられているのが社長だ。
「お前ら今後は気をつけろよ」と怒って言うだけなら、ちょっと賢いAIスピーカーならできる簡単な仕事でしかない。

とはいえミスをして反省している社員がそう言いたくなるのは仕方がない。
そして、現時点ではそう言う「社員の反省と今後の注意」に依存する業務も多いのが現実だ。

いつの日か、「以後気をつけます」と言われたら、
「もう気をつけなくていい、システムを改善したから」と言えるような、
かっこいい社長になりたいものだ。

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